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| 2010.09.02 | トレードシグナル③ |
|---|---|
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2010・08・16
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2010・08・09
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2010・08・06
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2010・08・02
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2010・07・30
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2010・07・13
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2010・06・09
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2010・05・11
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2010・05・06
FX(外国為替証拠金取引)や株式、先物、CFD(差金決済取引)など、さまざまな
投資分野で「システムトレード」にチャレンジする個人トレーダーが増えています。
システムトレードとは、その場の"直感"や"ひらめき"や"思いつき"ではなく、あらか
じめ構築した売買システム(システム)の出すシグナルに機械的に則って
トレードをする手法です。
なぜ、システムトレードが注目されるのでしょうか。それは継続的にトレードの収
益を蓄積するための「メリット」が、この手法にはいくつもあるからです。また、情
報技術の発展によって、個人でも自分でコンピュータにシステムをプログラムできる
環境が、急速に整ってきたことも背景にあります。
ただ、必ずしも自力でシステムを作ることや、コンピュータでプログラムすること
だけがシステムトレードとは限りません。一言でシステムトレードといっても、実に
さまざまな取り組み方があるのです。
そこで本書では、まずシステムトレードの概念と、いくつかのタイプについて確認
したいと思います。そのうえで、この手法で勝つための知識やノウハウについて紹介
します。
ただし、一般的なトレード書のように、相場分析や売買のタイミング、適正な売買
価格の予測といったことは、一切解説しません。また、システムを作るための技術解
説や、より強力なシステムを作るためのノウハウを提供するものでもありません。
本書が提供するのは、システムそのものの「優劣」を判断する分析方法、そしてシ
ステムを使いこなすためのノウハウ、アイデアです。そのための確率統計の技術につ
いて、具体的かつ実践的に紹介します。
つまり、本書が分析の対象とするのは、相場ではなく、システムそのものなのです
。
●このシステムは勝てる良いシステムか否か?
●このシステムを実際に使ってトレードした場合、どれくらいのリスクとリターンが
見込まれるか?
●そして、どのようにしたらシステムを使いこなして利益を手にできるか?
それらの答えを得ようというのが、本書の目的です。システムトレード成功のカギ
は「選ぶ力」 相場分析をせずに、システムを分析すると聞いて奇異に感じられる方
もいるかもしれません。普通、相場分析がトレードの第一歩となるからです。
その理由は、この手法の仕組みを考えてみると分かるでしょう。システムトレード
には、いくつかタイプがあるものの、いずれにしても自分の"外"に置いた売買ルール
で、機械的にトレードをします。私であれ、皆さんであれ、売買ルールさえ良ければ
、そしてそれに機械的に従えば、勝てるトレード方法です。
現在では、必ずしも自分自身でシステムを作らなくても、専門家の作ったシステム
を購入したり、借りたりすることで、システムトレードを実践できるようになりまし
た。極論すれば、投資や相場に関する知識や経験、ノウハウなど一切無くても、良い
システムを選ぶ力さえあれば、トレードに勝てるのです。
これは実のところ、自分でシステムを作っている方にとっても同じことがいえます
。自作システムの優劣を客観的に評価できるようになれば、運用成績の格段の向上が
望めるからです。
つまり、専門家の作ったものであれ、自分の作ったものであれ、システムトレード
で最も重要なことは同じといえます。それは、システムそのものの実力を見極めるこ
となのです。
これは、けっして簡単なことではありません。システムトレードについての理解を
深めていくと、 累積利益やバックテストの結果(過去データでシステムを走らせた
結果)など、過去のデータを単純に見るだけでは、システムの真の実力は見えてこな
いと分かってくるはずです。
それでは、どのようにしてシステムの真の実力を明らかにしていくのでしょうか。
それが本書のテーマ「確率統計で考える」ことです。
確率統計で考える
統計学は、一言でいうと「推定のための科学」です。例えば、テレビの選挙速報で
、わずか数パーセントの開票率にもかかわらず「当選確実」の報が出るのを不思議に
思った方も多いのではないでしょうか。
これは統計学の技術を使っています。出口調査やその時点の開票結果といった、わ
ずかな情報から、まだ投票箱の中身をすべて見ていなくても、数学的に推定できるの
です。
本書では、複雑で不可解な動きをする相場やシステムを大きな"投票箱"と見立てま
す。そして、そこから出てくる売買結果をもとに投票箱のすべての中身――すなわち
、今後出てくるはずの売買結果――を数学的に予測します。
しかし、本格的な分析には、確率論や統計学の本にあるような複雑な数式が必要で
す。それでは、せっかくの優れた技術も実用的ではありません。
そこで本書では、さらに工夫をして、こうした複雑な方程式をすべてエクセルの計
算式で表しました。本書にあるエクセルの式を入力すれば、分析してみたいシステム
についてのデータをエクセルにコピーするだけで、高度な統計計算ができるのです。
複雑な方程式の意味は分からなくても、そのエクセルの計算式から結局のところ何
が分かるのか、計算結果として得られた数値は何を意味しているのか、といった基本
事項さえ理解できていれば、実用上は十分でしょう。
ただ、後々に応用が利くように、エクセルの式のなかで重要な数値の意味は、でき
るだけ詳しく説明するようにしました。こうすれば分析に慣れてきたとき、変数を調
整して自分なりの手法を開発できるはずです。
システムトレードの世界は今、急速に"環境"が整ってきています。高性能で使いや
すいシステムトレードツールや自動売買プログラムが開発され、誰もがそれを手軽に
利用できるようになりました。また、そうした先端的なシステムを活用できる証券会
社やFX会社も増えてきています。
ご自分でシステムを開発される方も、専門会社が開発したシステムに"投資"をした
い方にとっても、最終的に重要なのは、システムを選ぶ「目」を養うことです。本書
がわずかなりとも、そのお役に立てれば幸いです。
本書を最後までお読みいただき、ありがとうございます。
海外では、先物を中心に、システムトレードに数十年の歴史があり、その研究の奥
深さと膨大な情報量には圧倒されるばかりです。システムトレードに理解を示し、有
利なスプレッド(FXやCFDで)や優れたツールを提供するブローカーも多数あり、万
全の環境が整っています。
そのため数年前までは、日本の個人トレーダーがトレードステーションやメタトレ
ーダーといった汎用のプラットフォームを利用して本格的な自動売買をやろうとすれ
ば、どうしても海外のブローカーに口座を作る必要がありました。また、経験者が求
めるような本格的な情報を得るためには、英語の書籍か海外のサイトをあたるよりほ
かありませんでした。
しかし最近、そうした海外との大きな"格差"を一挙に取り戻すかのように、日本の
システムトレード環境が急速に発展しています。
例えば、本文で紹介したように最先端のシステムトレードツールを提供する証券会
社やFX会社が、日本にもいくつも登場してきました。また、システム開発にチャレン
ジするための情報も充実してきており、自動売買システムを開発し、個人投資家に提
供するシステム開発会社(プロバイダー)も増えています。なかには「世界レベル」
といえる会社も出ており、おそらく今後、こうしたプロバイダーが急速に世に知られ
るようになるはずです。
そうなれば、個人投資家にとってシステムトレードの敷居は、より低くなるでしょ
う。専門家の開発した実力のあるシステムが多く提供されるようになれば、必ずしも
自分自身がプログラミングやテクニカル分析、ファンダメンタルズなどに精通してい
なくても、本格的なシステムトレードを実践できるようになるからです。
また、さまざまなプロバイダーが登場することで、裾野が広くなり、この分野の研
究がさらに進むでしょう。それは、利用者にとっては本当に良いシステムに出合える
チャンスが増えることを意味します。その結果、システムに投資をするというスタイ
ルを選ぶ投資家も増えるはずです。
そして利用者の増加は、プロバイダーどうしの競争や切磋琢磨につながり、さらに
良いシステムが市場に増えることにつながります。私は日本でも、そのような理想的
な発展のサイクルに入ってきたと感じているのです。
しかし、情報が多ければ、それに翻弄されることもあり得ます。さまざまなプロバ
イダーがバラバラの方法・基準で自らのシステムの優れた面を主張するようになれば
、何を基準にして優劣を判別したらいいのか、何が信じられる情報か、分からなくな
ってしまう危険性があります。
また、市場が大きく発展してくれば、そのなかには必ずしも「まじめ」ではないシ
ステムも混じってきます。私は、システムトレードが発展していくなかで、このよう
な負の面も同時に顕在化するのではないかと懸念しています。
そうした"玉石混交"のなか、このチャンスの時代を生かして、安定して長期的に勝
てる投資家になるためには、やはりシステムを見る目を養い、使いこなす技を身につ
けるしかありません。そのスキルアップに、本書がわずかなりともお役に立てるとす
れば、著者としてこれ以上の喜びはありません。
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2010・04・16
拙著「らくらく儲ける!しっかり儲ける!FX自動売買入門」を読んで、本格的にシステムトレードを始めた読者の皆さんから、もっと詳しい本格的な解説書が読みたいという声が多く寄せられていました。今回のものは、そのようなご要望に応えられる内容にしたつもりです。
全国の書店に出回るのは、5月中旬になります。どうぞ、ご期待ください!
現代の錬金術師シリーズ 90
「使える売買システム判別法 確率統計で考えるシステムトレード入門」
パンローリング A5判横組 304 ページ
定価 2,940円(税込み)
今回の本では、システムの実力を評価するために、統計学の手法として知られている「母平均の信頼区間推定」、「T検定」、「回帰分析」などを利用します。
本来これらの手法には難解な数式の理解が必要なのですが、それでは誰もが使える実戦的な本になりません。そこで悩んだ末、この本では数式は全てエクセルの式にしてしまいました。そして、あまり細かな数学的な理論には踏み込まないで、そのエクセルの計算式から結局のところ何が分かるのか、計算結果として得られた数値は何を意味しているのか、といった基本事項を中心に解説しました。
本書にあるエクセルの式を入力すれば、分析してみたいシステムについてのデータをエクセルにコピーするだけで、高度な統計計算ができます。ぜひ実戦で利用していただきたいと思います。
<目次(仮) >
はじめに
第1章 システムトレードの魅力
1-1 システムトレードのタイプ
1-2 システムトレードのメリット
1-3 システム選択型の例
1-4 システム開発型の例
第2章 システムトレードの課題
2-1 システムの実力を知ることは意外に難しい
2-2 実績データの読み方
2-3 まぐれや偶然に気付きにくい投資の世界
2-4 バックテストでは真の実力は分からない
第3章 システムの真の実力を知る
3-1 将来のトレード結果を統計学で予測する
3-2 信頼区間
3-3 仮説検定
3-4 統計的手法の限界も知って上手く使う
第4章 システムの変調を発見する
4-1 システムの変調とはどのような現象か?
4-2 T検定
4-3 二項分布
第5章 戦略的な資金管理の考え方
5-1 リスクとリターンは投資家の羅針盤
5-2 資金を安定的に増やしていくためのシナリオ
第6章 リスクを予測する
6-1 リスクを予測するときの重要ポイント
6-2 標準偏差を用いた最大ドローダウンの予測
6-3 最大の連続負け数からリスクを判断する
第7章 リターンを予測する
7-1 期待利益を予測するとはどういうことか?
7-2 回帰分析でトレードの傾向を数式化
7-3 どのようなデータが将来の予測に有効か
第8章 より精密なポートフォリオのつくり方
8-1 使うシステムの数で危険率を最適化する方法
8-2 現代ポートフォリオ理論の応用
まとめ
さいごに
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2010・02・19
昨年10月の発売以来、拙著「らくらく儲ける!しっかり儲ける!FX自動売買入門」についての問い合わせを多数いただきました。その中で、特に多い質問のパターンが5つほどあります。他の読者の方々にも参考になると思いますので、それらをブログ記事として取り上げることにしました。
Q1:システム開発は、すべきではないのか?
本を読んで自作のシステム(ルール)で運用することが不安になりました。自分でシステムを作っては、勝てないのでしょうか?
Q2:連続負け数の計算方法は?
本で解説されている方法で実際のシステムの最大ドローダウンを予測してみるつもりです。そのために、本に載っていた勝率よりもっと細かな単位で、いろいろな場合の連続負け数を知りたいので、計算方法を教えてください。
Q3:大きなポートフォリオのリスクを最適化するには?
真の最大ドローダウンを計算するリスクの考え方についてはよくわかりました。しかし、仮にシステムを10に分散した場合、同時期にすべてのシステムが予測した最大ドローダウンまで落ち込む可能性は非常に低くなるのではないかと思います。この場合、単純に各システムの真の最大ドローダウンをリスク許容額まで合計しただけでいいのでしょうか?
Q4:シストレの利回りは?
FX自動売買で期待できる毎月の平均リターンは、何%ぐらいでしょうか?
Q5:投資額を増やして複利効果を生かしたい
ボトムラインを一定にして、得た利益で更に投資額を増やし、複利で資金を増やしていきたいのですが、そういうことは可能でしょうか?
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2010・02・16
拙著に関するFAQを5回に分けて取り上げてきましたが、今回はその最終回です。資金管理に関しては間違えやすいことが多いのですが、これはその代表的なものの一つです。
Q5:投資額を増やして複利効果を生かしたい
ボトムラインを一定にして、得た利益で更に投資額を増やし、複利で資金を増やしていきたいのですが、そういうことは可能でしょうか?
A5:複利効果を効かせることで、加速度的に資金が増えていくのを想像するのは楽しいことですが、結論から言って、ボトムラインを一定にするのは、よい方法ではありません。リスク許容額を徐々に増やしすのは当然やってもいいのですが、ボトムラインは着実に押し上げていくべきです。以下にその理由を3点述べます。
理由1)ボトムラインが一定ということは、それまでにせっかく積み上げた利益の全てを、いつ失っても不思議がないということです。ある意味、ギャンブル的なトレードになってしまうということです。
理由2)資金が増えても、人それぞれに固有のリスク許容度はすぐに大きく変わりません。結果として、予想どうりのドローダウンが起きたとしても、予想以上の大きなショックを受けることになってしまいます。その場合、長続きしないトレードになってしまう可能性大です。資金の増加とリスク許容額の増加を混同してはいけないということです。
理由3)システムのライフサイクルを考えると、安定期に小さな投資でコツコツと貯めた資金を、衰退期に大きな投資で大きく失うということになります。有利なときに小さく投資し、不利な時に大きく投資するわけですから、あまり良い投資戦術とは言えません。
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2010・02・10
拙著「らくらく儲ける!しっかり儲ける!FX自動売買入門」の発売以来いただいた質問の中から代表的なもの5つを選んで、ブログ記事として取り上げていますが、今回はその4回目です。
投資において利回りを知ることは重要ですが、注意すべき点もあります。それについて解説します。
Q4:シストレの利回りは?
FX自動売買では、毎月の平均リターンは何%ぐらいでしょうか?
A4:リターン/リスク(拙著126ページ)について言うと、私が最近選んでいるシステムの平均は、おおよそ0.08前後です。たとえば、50万円の口座残高で、リスク許容度30万のトレーダであれば、月当たりの期待利益は2.4万ということです。投資金額(口座残高)に対する利回りは5%程度ということでしょうか。(月あたりといっていますが、毎月そうなるわけではないことはお分かりですね。あくまで、何ヶ月かの平均としてです。)
利回りというのは、自分の持っている資金に対してどの位の利益が期待できるのかということですから非常に重要です。ただしFXの場合はレバレッジが効くので、利回りというのは資金の大きさでは決まらず、「リスク許容度×システムのリスク・リターン率」によって決まります。よって、外貨預金や投資信託と比較する場合には、その点注意する必要があります。
外貨預金や投資信託ですと、元々レバレッジという概念はなく、例えば100万円投資して利回りが2.4%=2万4千円なのですが、FXの場合は許容度が30万円の人は利回り2.4%=2万4千円ですが、同じ100万円の資金を持っていてもリスク許容度が50万円の人であれば、「50万円×0.08=利回り4%」となります。さらりリスク許容額が60万円であれば、許容額30万円の倍で、利回りは4.8%です。このように、レバレッジが効く場合、重要な事はリスク許容度、或いはシステムのリスク・リターン率ということになります。利回りという言葉を使った時に少し誤解を招きやすい部分なので、ここは知っておいて頂きたいと思います。
また、リスク・リターン率は刻々と変化しています。例えば2008年のある時期では、私の選んだシステムの平均リスク・リターン率は0.25もありました。0.25ということは、0.08の約3倍ですから、同じリスク許容度でも利回りが3倍ということになります。ここからも、2008年後半までは、システムトレードにとっても利益の出しやすい市場であったということがわかります。
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2010・02・06
今回は、ある程度経験を積んで、より複雑で大きなポートフォリオを作り始めた読者から、よく聞かれる質問です。
Q3:大きなポートフォリオのリスクを最適化するには?
真の最大ドローダウンを計算するリスクの考え方についてはよくわかりました。しかし、仮にシステムを10に分散した場合、同時期にすべてのシステムが予測した最大ドローダウンまで落ち込む可能性は非常に低くなるのではないかと思います。この場合、単純に各システムの真の最大ドローダウンをリスク許容額まで合計しただけでいいのでしょうか?
A3:このことにお答えする前に、まず危険率という言葉を知っていただく必要があります。確率の計算をした場合、その答えが間違ってしまう確率です。拙著で説明している連続負け数は、実は危険率を1%で計算しています。
拙著はごく初心者のために書いているので、いくつかの想定をすることで話を単純化していて、だいたい3つくらいのポートフォリオを想定しています。したがって、3つの最大ドローダウンを足した数値の予測がはずれる確率=実質的危険率=1%x1%x1%=100万分の1となり、ほぼ安全だろうと考えられる訳です。これで、システム1つのポートフォリオでは、リスクを1.5~2倍しないと危険な理由もおおよそ分かると思います。1年に数百回トレードするシステムはざらにありますから、100回に1回間違えるようでは、ボトムラインが信頼できないからです。
したがって、多くのシステムで構成する大きなポートフォリオの場合には、安全性が高くなりすぎるという指摘は合っています。そこまで、深く計算しない初心者は、単純に全部足した方が無難のですが・・・、上級者は危険率を調整すればいいことになります。つまり、10システムのポートフォリオなら、個々のシステムの危険率は、例えば20%でも実質的な危険率は20%の10乗ですから、十分な安全性があることになります。
それでは、どうしたら20%の危険率で連続負け数を計算できるかということですが、前回記事(A2)でお教えした式の一部に、1%という数値があります。そこが危険率の設定箇所です。つまりそこの数値を変えれば、危険率を自由に変えて、連続負け数が計算できます。
※ただし、実質的な危険率は十分低く見てください。最近の市場は通貨ペア間の連動性が高く、また、違うシステムでも同じようなルールを使っている例もあり、予想以上に悪いことが重なるからです。
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2010・01・27
拙著「らくらく儲ける!しっかり儲ける!FX自動売買入門」では、それぞれのシステムを利用してトレードをした場合のリスク額について、具体的な計算方法を紹介しています。今回は、その計算に必要なシステムの連続負け数についての質問です。
Q2:連続負け数の計算方法は?
本で解説されている方法で実際のシステムの最大ドローダウンを予測してみるつもりです。そのために、本に載っていた勝率よりもっと細かな単位で、いろいろな場合の連続負け数を計算したいので、方法を教えてください。
A2:本書で紹介している計算方法の原理は、ごく基本的な確率の計算をベースにしています。たとえば、勝率がX%のシステムがN回連続して負ける確立は(100%-X%)のN乗ですから、Nを増やしながら計算していって、その発生確率がほとんどありえないほどの確率になる時のNを求めます。
エクセルをお持ちであれば、連続負け数の計算には以下の式のB2に、システムの勝率を入れれば簡単に計算ができます。
=CEILING(LOG(1%,1-B2),1)
例えば、70%なら
=CEILING(LOG(1%,1-70%),1)
※一つのシステムだけでトレードする時は1.5~2倍することをお忘れなく。
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2010・01・19
昨年10月の発売以来、拙著「らくらく儲ける!しっかり儲ける!FX自動売買入門」についての問い合わせを多数いただきました。その中で、特に多い質問のパターンが5つほどあります。他の読者の方々にも参考になると思いますので、それらをブログ記事として取り上げることにしました。
今回はその第一回です。
(本書はシストレ未経験の初心者を対象に書いたために、経験者には少々物足りなく感じられたのではないでしょうか。今年は経験者を対象にした、より実践的な理論の本も出す予定です。そちらもご期待ください。)
Q1:システム開発は、すべきではないのか?
本を読んで自作のシステム(ルール)で運用することが不安になりました。自分でシステムを作っては、勝てないのでしょうか?
A1:私は、初心者には自分自身でシステムを開発するスタイル(自作派)のシステムトレードはお勧めしません。簡単にできることを説いている書籍や商品もありますが、FXの現実はそれほど甘い世界ではないからです。初心者の内から危険を冒して、自作のシステムでトレードする必要はないと思っています。投資するのは、皆さんの大切な資産ですから、一歩一歩慎重に経験を積みながら、より高度なトレードスタイルにステップアップしていくべきです。
そういう意味で、あらかじめプロが作ったシステムを利用するスタイル(外部調達派)のトレードで経験を積んで、為替やコンピュータに精通してから、その次の段階としてシステムの開発に取り組んでも遅くはないと思います。そうやって十分な知識や経験を積んだトレーダなら、他人の作ったシステムを使うことばかりでなく、自分で開発するのは、むしろ良いことだと思います。その方がはるかに面白く、また知識も深くなるとも思います。
また、外部調達派のシステムトレードの経験は、システムの良し悪しを見分ける力をつけるのに最適ですが、ここで得られる「システムを見極めるノウハウ」は、自作派トレーダにも非常に役に立ちます。それができるということは、自分自身が作ったシステムの性能を客観的に評価できるということですから、まだまだ完成度が低く勝てないシステムをリアルトレードで使ってしまうような危険なことを避けることができますし、更に良いシステムにするにはどうしたら良いのかも自然と見えてくるはずです。
経験のあるシステムトレーダでも、自分の作ったシステムと他人の作ったシステムを並行して使っている人が少なくありません。自分のトレードスタイル以外の多様なタイプのシステムを使うことで、リスク分散が効果的にできることや、他人のシステムを使うことで勉強になることが多いのが、その理由です。その他にも、自分が詳しくない投資対象(たとえばCFD、株価指数先物、コモデティなど)にも分散投資できることも、自作だけにこだわらないことのメリットです。
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2009・12・29
マイコミジャーナルは総合情報サイトですが、システムトレード関連の情報が豊富なので、私もよく読んでいます。
先日、拙著『らくらく儲ける! しっかり儲ける! FX自動売買入門』(あさ出版)について、マイコミジャーナルの取材を受けました。
本の内容がよく分かる、良い記事になっていますので、ご参考にしていただければと思います。
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2009・12・10
パンローリング社のトレーダーズショップに「オススメの一冊コーナー」というのがあるのですが、そこに書評を書きまた。このコーナーは、有名なアナリストや投資家の方々が、良い本を紹介しているので、私も時々見ています。ご参考になさってはいかがでしょうか。
「マネー・ボール」は、このブログで紹介してみたいと思っていた本なのですが、パンローリングさんから寄稿の依頼があったので、そちらで公開することにしました。
来年2~3月に発売予定で、次の本を書いているのですが、それは前書とはうって変わって、確率論や統計学に深く入り込んだ内容の本になっています。その本が出るまでの下準備として、読んでいただくのもいいかもしれません。
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2009・11・03
拙著のアマゾンキャンペーン(2009年11月1日)にご協力いただいた皆様。本当に、ありがとうございました。販売開始から、まだ10日あまりしか経っていませんが、おかげさまで、アマゾン・ベストセラー・ランキングの上位に表示されるようになりしまた。
投資部門のランキングでは、3位までいきました。そのため、店頭の目立つ場所に置いたり、仕入れ量を増やしてくださる書店さんが増えているなど、早くも嬉しい反響が出はじめています。
キャンペーン数日前から、ブロガー,メルマガ発行者,ブログ読者など多くの方々から、協力の申し出や問い合わせをいただきました。メールの対応に追われ、本当に忙しい数日でしたが、結果として多くの方々と縁ができたことが一番大きな成果だったのではないかと感じています。
あらためて、お礼を申し上げます。
<お詫び>
・当日、予想を上回る売り上げが集中したために、アマゾンの在庫が切れてしまいました。そのため、本の発送に時間がかかってしまう方がいます。申し訳ありません。至急出版社と相談して対応しましたので、数日中にはお届けできると思います。
・販売開始からキャンペーンまでに10日間ほどの期間があり、大変お待たせしてしまった方々がいました。中には、「待ちきれず、特典なしを覚悟で買ってしまった。」という方や、「読むために1冊、キャンペーン特典のためにもう1冊買った。」という方までおり、申し訳ない限りでした。通常アマゾンキャンペーンは、発売直後数日以内にやるものだそうです。その点、配慮が足りなかったことをお詫び申しあげます。
山本克二
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2009・10・03
以前お伝えしたFX入門書がいよいよ発売になります!これからシステムトレードを始める方のために、FXの基本的なことから解説しています。
11月の予定が少し早まりました。
早い書店では10月23日頃から店頭販売が始まるそうです。
関連記事「FXシステムトレードの入門書 ただ今執筆中!」はこちらへ
★11月1日0:00-23:59 にアマゾンキャンペーンを計画していますので、ご期待ください。
(期間中にアマゾンでご購入いただいたかた全員に特別なプレゼント!)
タイトル:「らくらく儲ける!しっかり儲ける!FX自動売買入門」
著者:山本克二 著
出版社:あさ出版
1,365円
A5判/1色/172ページ
全国の主要書店をはじめ有名書店、アマゾン等ネットにて発売!
まえがき
第1章 自動売買を始める前に知っておきたいFXの基礎知識
・FXの知識、これだけ知っていれば大丈夫
・FXのメリットとは?
・FXのデメリットとは?
第2章 システムトレードの仕組みを理解しよう
・システムトレードとは何か
・システムトレード 進化の5ステップ
・システムの寿命をどう克服するか
第3章 なぜ自動売買は有利なのか?
・Step1 ノウハウの蓄積と心理リスクの排除
・Step2 時間と手間の大幅な削減
・Step3 ルールの厳守と取引の24時間化
・Step4 プロのノウハウ利用とリスク分散
・Step5 高パフォーマンスの維持
・システムトレードのデメリット
第4章 自動売買を深く理解するために2つの指標をマスターしよう
・システムトレードに必要な2つの指標
・覚えておきたい指標①期待値
・覚えておきたい指標②最大ドローダウン
・期待値と最大ドローダウンをどう応用するか
第5章 最先端のシステムトレードを体験してみよう
・システムトレードを始めるための準備
・デモトレードにチャレンジしよう
・トレードツールの操作手順
第6章 システムを運用するために知っておきたいこと
・システム分析の基本テクニック
・システムの切り替えテクニック
・長く安定してトレードしていくための4つのヒント
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2009・08・10
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