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前回は、最小取引単位が1000通貨(ミラートレーダーの設定値:1Kロット)であることのメリットとして、少ない資金での取引ができる点を中心に解説しました。今回は、経験者向けのもっと高度な1000通貨の使い方について解説します。

システムトレードでは、複数のストラテジー(売買システム)を並行して利用するのが一般的です。個々のストラテジーの勝ち負けを平滑化して、安定したトレード結果を得るのが目的ですが、この組み合わせをポートフォリオといいます。

このポートフォリオの作る方法については、過去に様々な研究がされていますが、その中でも特に有名なものが、ノーベル賞学者ハリー・マーコウィッツ博士の現代ポートフォリオ理論です。この理論では、一つのストラテジーだけではなく、複数利用することで、同じリターンを得るために必要なリスクが軽減されることが、数学的な手法で解かれています。

現代ポートフォリオ理論や、その細かな計算方法について説明するには、かなりの紙面が必要なので、ここではその概要に留めます。詳しくは、拙著『使える売買システム判別法』(パンローリング)をご参照ください。


さて、ここで一つの例を示します。あるストラテジーAに取引額20K(2万通貨)の設定をした場合、今後起こり得る最大ドローダウン(リスク)が2000pipsで、一ヶ月間の利益期待値(リターン)が200pipsだとします。この時、もう一つの全く異なるルールで自動売買するストラテジーBに、20Kの取引額の内10Kを分けたとします。つまり、ストラテジーA=10K、ストラテジーB=10Kに分けて、二つのストラテジーによるポートフォリオで自動売買を行うようにします。

もしここで、ストラテジーBも、もし20Kの設定であれば、同じリターンと同じリスクだとしたら、A+Bのポートフォリオのそれは同じでしょうか?

それぞれのストラテジーが20Kの場合のリターン 200pips
ですから、
10Kの場合のリターン 200/2=100pips
となり、
A+B=100+100pips=200pips
と計算できます。2で割って、それを足しているので、結局同じですね。

したがって、リターンはストラテジーAに20K設定しても、AとBに10Kづつ設定しても、違いがありません。

ここで、本題の核心に入りますが、リスクも同じ計算になるのでしょうか?つまり、ストラテジーAとBの20Kの場合のリスクが2,000でしたから、その2分の1に分散され、それが足されて、結局同じ2000pipsなるのでしょうか?

もし、同じ計算であれば、分散投資には意味がありませんが、実は、リスクの計算はリターンとは異なり、計算結果はもっと少ない数値になります。

具体的に、リスクは、
=SQRT(1000^2+1000^2)=1400pips
と計算できます。

つまり、リターンは変わらずに、リスクが減っています。同じ利益を得るために、負うべきリスクが小さくなっているのですから、投資家にとって理想的です。

その様子を図にしたものが、以下です。横軸がリスクで縦軸がリターンを示しています。

現代ポートフォリオ理論

前例では、投資額20Kを50%づつ2つに分けましたが、この図ではもう少し細かく、その割合を100%+0%から、90%+10%といったように10%づつ変えてゆき、最終的に0%+100%にした場合の、リスクとリターンの関係を表しています。また、現実には上記のAとBのように同じリスク、同じリターンのストラテジーはありませんから、この図では、ABは異なるリスクとリターンであることを前提にしています。

図を見ると、二つのストラテジーAとBを組み合わせることで、単独では得られない、ローリスクでハイリターンの投資ができることが分かります。因みに、この図の上面の曲線部は、もっとも効率の良い投資ができるポートフォリオを示しており、これを効率的フロンティアと呼んでいます。

さて、現代ポートフォリオの解説が長くなりましたが、ここで1000通貨の話に戻します。上記の例では、20Kの投資を10Kと10Kに分けました、この比率50%を組込み比率と言いますが、もし効率的フロンティアが70%+30%の点にあったとするとどうでしょうか?つまり20Kを14Kと6Kに分けるのが、もっとも合理的なポートフォリオだと分かった場合、それが可能かということです。

答えは、もうお分かりと思いますが、

・最小取引単位が1万通貨の場合は不可
・最小取引単位が1000通貨の場合は可能

となります。このように、最小取引単位が小さいということは、精密な組込み比率でポートフォリオを作ることができるため、結果として同じリスクなら大きなリターン、逆におなじリターンを期待するなら小さなリスクですむことになるわけです。

投資家ならだれでも、利益は得たいが、それに伴うリスクは最小限にしたいと思うはずです。そして、それを実現するには、細かな組込み比率が設定できることが有利と言えます。

※ 前述のように現代ポートフォリオ理論の詳細は、拙著をご覧いただきたいのですが、本を読んだ方からよくある質問に対する回答も、このサイトで公開しています。こちらも、ご参考にしてください。