FX自動売買システムが、あなたの代わりに24時間不眠不休でプロ並みのトレードをやってくれる!山本克二

FX自動売買・ガチンコ投資必勝技 ローレバレッジ時代の超堅実システムトレード術 使える売買システム判別法 確率統計で考えるシステムトレード入門 シストレ攻略法の雑誌掲載

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1)Tradencyミラートレーダー
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1K単位の細かなロット設定可
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⇒フィリップ証券 ミラーFX

大手国際金融グループの信用力
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⇒Avaオートトレーダー

2)エコトレFX
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3)アルゴトレード365
くりっく365の
選択型FX自動売買ツール

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4)メタトレーダー4(MT4)

⇒サイバーエージェントFX MT4

1000通貨単位で扱いやすい
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⇒FXTF MT4

海外業者並みの低スプレッド
会員限定の無料EAなど
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⇒アルパリ MT4

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⇒セブンインベスターズ【MTFX】

EA GeneratorとSTPが特徴


⇒FXCMジャパン証券

【FXCM MT4】
NDDの信頼感、スキャルにも向く
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1000通貨単位の低リスク
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5)クィックチャート・トレード
セントラル短資の自動売買ツール
無料の売買ロジック提供開始

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6)シストレ365
くりっく365で自動売買
簡易プログラムツール搭載

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7)岡三RSS/RSS 365FX
エクセル関数で株・先物・FX
自由自在の自動売買

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8)kakaku FX Mk-Ⅱ
Javaによるシステム開発環境 MT4/MT5のコンバータも搭載
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2010・12・28

先日のエコトレFX記事でお話したマットキャピタルマネージメント社のストラテジー(売買システム)が、FXトレード・フィナンシャルの「オートFX」でも使えるようになりました。システム名はMATTrendとMATTcillatorで、前者がトレンドフォロー型、後者がレンジ相場に対応したシステムです。

詳しくは、FXトレード・フィナンシャル「オートFX」のページへ

過去の記事でもご紹介しているように、「オートFX」はTradency社のミラートレードですが、ホワイトラベルのサービスなので、各社で独自のサービス名で提供しています。(例えばFXCMジャパンでは「シストレステーション」。)
どこの会社でも同じミラートレードであれば、同じ売買システムが利用できるというのが一般的ですが、このにMATTrendとMATTcillatorについては例外で、「オートFX」のみで利用できます。

ミラートレードは、選択型システムトレードツールの範疇に入るものです。従来、自動売買をやるためには、自分でシステム(自動売買プログラム)を作ったり、ソフトを購入する必要がありましたが、あらかじめ多数用意されているシステムのリストから、自分の利用したい物を選ぶだけで、FXの自動売買ができてしまいます。

このような選択型システムトレードツールは他にもありますが、ミラートレードの魅力はなんと言っても、利用できるシステムの量と質です。量(数)の面では、現時点、世界中から集められたシステムが300以上登録されており、それらが無料で利用できます。

さらに、その登録されているシステムの質が高いことも特筆すべき点です。Tradency社は、現在世界中の約20社にミラートレードを提供しており、日本国内でも1万人以上のユーザーがいるメジャーなシステムトレードツールの提供会社です。そのため、世界中のシステムプロバイダー(自動売買システムの開発者)から、システムの提供をしたいという希望が寄せられます。聞くところによると、その応募数は年間で数千あり、その中で同社のテストに合格して採用されるものは5%に満たないそうです。今年7月に新プラットフォームになってからは、さらにその基準が厳しくなり、従来1000近くあった利用可能なシステム(と通貨ペアの組み合わせ)が、現時点300程度にまで絞られています。

余談になりますが、残念ながらまだ日本からのプロバイダーはほんの数社しか採用されていません。今後、世界レベルで採用されるようなシステム開発者が日本にも増えてくることが期待されます。

また、ミラートレードに採用されたシステムは導入時だけではなく、その後も引き続き定期的にチェックされており、パフォーマンスが落ちたシステムがリストから落とされることが頻繁にあります。常にある一定以上のレベルのシステムだけがリストに載っている状態にするために、「新陳代謝」が積極的に行われているわけです。

今なら当ブログからの「オートFX」口座開設者だけに3000円キャッシュバックがあります!

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2010・12・21

このブログでも何度か取りあげている「エコトレFX」ですが、この人気の高い選択型システムトレードツールに斬新な売買モデル(システム)が加わりました。

ひまわり証券「エコトレFX」のページへ

あの元為替ディーラーにして現衆議院議員、FX関連の著書も多く書いているマット今井氏の考案システムです。正確にはマット氏が代表を務めるマットキャピタルマネージメント考案のシステムですが、その名も「マットBB」というこのシステムは同氏のノウハウをプログラム化したものと言って良いでしょう。従来エコトレFXのシステムは、全て㈱オスピスが作っていましたが、このシステムの搭載によって、システムの選択肢がさらに広がりました。

ドル/円、ポンド/円、豪ドル/円の3通貨ペアを対象にして既に運用が始まっていますので、マットBBの稼動実績など、詳しい情報は
ひまわり証券「エコトレFX」のページで見ることができます。

このような有名人の分身とも言えるシステムが次々と世に出てくると、システムトレードにまたひとつ楽しみが増えるのではないでしょうか。
その他にも、従来は裁量トレードをしていたマット氏のファンが、システムトレードに興味を持つきっかけになるかもしれません。本で読んだ手法を自分自身で再現するより、システムがそのまま実行してくれるのですから、より正確で間違いないはずです。

私も、「マットBB」の成績やトレード手法には、関心を持って分析していきたいと思っています。

※エコトレFXのシステム分析については、Webセミナーで詳しく解説されていますので、こちらもご参考に。
関連のブログ記事へ

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2010・12・11

今年も、パンローリングのトレーダーズショップで、ブルベア大賞の投票が始まりました。投票は12月19日(日) まで受付中です。

おかげさまで、拙著『使える売買システム判別法』もノミネートしていただきました。その他にも、今年話題になった良書も数多くノミネートされていますので、それらもご参考に。

ブルベア大賞応募ページへ

時刻 18:14  | 執筆活動  | 記事URL

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2010・12・10


★トレードシグナルは2012年1月31日をもってサービス終了になりました。★

トレードシグナルのユーザーは、FX投資情報コミュニティサイト
『fx-on.com』(運営:ゴゴジャン)が販売する売買システムを無料で利用できるようになりました。通常なら一つ一つ購入が必要な本格的システムが、全て(この原稿執筆時点で約60本)無料で利用できるという、大変魅力的なサービスです。

ひまわり証券トレードシグナルのページへ

fx-on.comのトレードシグナル用システム一覧へ

※トレードシグナルは30日間の無料トライアルができるので、そこから始めてみるのも良いでしょう。『fx-on.com』のシステムを利用するには、トレードシグナルの正規利用(月額2940円)が必要ですが、その前に無料の「お試しパック」も利用できます。ひまわり証券の口座開設は少々複雑なので、詳しいことは、こちらのブログ記事もご参考に。

関連ブログ記事へ

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2010・12・08

(株)カカクコム・フィナンシャルから、「kakaku FX Mk-Ⅱ」という新しいシステムトレードツールが、リリースされました。開発型の範疇に入るシステムトレードツールですが、先進的な特徴が2つあり、今後プログラミングに慣れた上級トレーダーを中心に、人気が出てくると思います。

kakaku FX Mk-2

特徴1)Javaによるシステム開発+MT4/5コンバータ

開発型のシステムトレードに必要な機能(プログラミング,バックテスト,最適化)が一通り揃っていますが、なんと言っても特徴はプログラミング言語としてJavaを採用しているということです。最近は、CよりJavaの方が使い慣れているというプログラマーも多いので、売買システム開発のハードルを低くする効果があるかもしれません。

その上、MT4/5からのコンバータも用意されているため、メタトレーダーからの移行がスムースです。コンバータを起動すると、左画面にMQL4/5のコード、右画面にコンバートされた後のJavaコードが表示されるので、どのコードがどのようなJavaコードに変換されたかが一目で分かり安心感があります。また、初めてJavaコードに接する方には、MQLとの対比ができるため、学習の参考になるでしょう。

特徴2)SWFXへのダイレクト接続

一般に各社のシストレ用口座は、スプレッドが広いため、毎回の取引コストが気になっているトレーダーの方も多いと思いす。kakaku FX Mk-Ⅱは、外国為替における最大級のECN (Electoric Communication Network,電子取引市場)へのダイレクト接続のため、流動性が非常に高く、取引コストも安いのが特徴です。スキャルピングなどの細かな取引を、短期間に数多くやるようなシステムを使う場合には、特に魅力的でしょう。

因みに、取引コストの計算が一般のFX(OTC)とは異なり、スプレッドという概念がなく、手数料が取引円価格の0.0025%(例えばドル円の一万通貨であれば、約20円)になっています。

kakaku FX Mk-Ⅱについて詳しくは、カカクコム・フィナンシャルの関連ページへ
kakaku FX Mk-2

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2010・12・07

今回は、セブンインベスターズが提供しているメタトレーダー4(MT4)のサービス「MTFX」を、紹介します。
セブンインベスターズのMTFX
MTFXが他社のMT4と異なる点は、主に2点あります。

特徴1)EA Generator

付加サービスとして、「EA Generator」というアプリケーションソフトがあります。通常MT4では、MQL4というプログラミング言語を使って、自動売買システム(EA)をつくりますが、このアプリケーションを利用すると、MQL4を知らなくてもEAを作ることができます。

メニューに従って、売買の判断基準にするインジケータやパラメータのセットをするだけで、売買戦略をプログラムにすることができます。したがって、最低限テクニカル分析の知識があれば、EAを作ってバックテストや実取引もできます。これまでテクニカル中心の裁量トレードをされてきた方が、そのノウハウを自動化することを目的に利用するのに最適なソフトです。利用できるインジケータは、定番のものが一通り揃っており、それらを組み合わせることで、さらに複雑なロジックも実現できます。

これから自動売買プログラミングを学ぼうという方にも良いでしょう。インジケータや仕掛けの設定をあれこれ変えてみて、バックテストをすることで、システム開発の考え方や流れが実感として感じられると思います。

特徴2)ノー・ディーリングシステム

ノー・ディーリングとは、ディーラーが取引をチェックすることなく、直接インターバンクに注文が出される方式です。一般に、FX会社が介在するシステムに比べて、取引コストが安くスピードが速いため、スキャルピングなどの細かな売買を数多く繰り返すトレード手法に向きます。

MTFXについて詳しくは、セブンインベスターズの関連ページへ
セブンインベスターズのMTFX

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2010・12・06

TradencyミラートレードやエコトレFXのように、シストレツールがWebアプリケーションになっているものは、プログラムの実体がFX業者のサーバー上で稼動しているため、自宅のPCをオフしても自動売買システムが安定して稼動してくれます。しかし、メタトレーダー4(MT4)やひまわり証券のトレードシグナル,トレーダーズ証券のトレードスタジアムなどで自動売買をする場合は、停電やPCの故障などによるシステムダウンが心配でした。それらのソフトが、PCへのインストール型のソフトだからです。

プログラムの実体が、自宅のPC上で動作しているわけですから、自宅の停電やネットワークの切断、システム障害などによって、自動売買システムが正常に機能しなくなる可能性を常に頭に入れておく必要がありました。

ところが、最近VPSという名称のサービスを提供する会社が増えてきました。VPSは、専門の会社が運営・管理するコンピュータシステムの一部を間借りできるサービスです。このサービスを利用すると、プログラムの実体は業者のサーバー上で動いていながら、操作はネットワークを通じて自宅でできるようになります。本来一部の間借りでありながら、利用者からは見かけ上自分専用のコンピュータを占有しているように見えるため、VPS(仮想専用サーバー)と呼ばれます。

そして、このVPSを利用して、業者のサーバー上でMT4などのシステムトレードツールを動作させることで、これまで心配していた多くのことが解決します。専門業者の立てているサーバーは、多くの場合、自宅の個人向けPCやネットワーク機器とは、その信頼性が格段に違いますので、お金のかかったトレードを任せるのにも安心感があります。また、サーバーがネットワーク上にあるということで、自宅のPC以外のどこからでも利用できることも魅力です。
検索エンジンから「VPS」のキーワードで探せば、多数のサーバー業者を見つけることができますので、関心のある方は一度調べてみてはいかがでしょうか。私も、以前はUPS(無停電電源装置)やバックアップ用のPCを準備するなど、色々と気を使っていましたが、今はもっぱらVPSを利用しています。一度設定してしまえば、操作も、通常やっているパソコン上のトレードツールを使うのと、ほとんど変わりません。費用も月々数千円程度で、トレードの必要経費としては十分低価格になってきています。

ただし、今まではVPSはある程度コンピュータの専門知識のある人を対象にしたサービスだったため、設定などが少々難しいという問題がありました。しかし、最近はFXや先物のトレーダーをターゲットにしてVPSサービスを提供する会社も現れ始めたために、そういうことも解決してきています。

そのようなサーバ業者の一つに、以下の会社があります。ご参考にしてみてください。

レンタルサーバー使えるねっと

もう一つ、VPSを利用する上で注意しなければならないのは、システムのメンテナンスが時々あることです。その間は継続してアプリケーションを動作させ続けることができません。上記のように、FXや先物の自動売買を前提にしたVPSサービスでは、マーケットが動いていない週末だけにメンテナンスをするなど、トレーダー向けの配慮がされているので、その面でも安心です。

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2010・12・05

今回は、システムが予測を誤った時の、いわゆる損切りの時の挙動についての質問です。システムによって様々手法がありますが、今回は一般的に良く見るタイプのものについて解説します。

【質問】
『使える売買システム判別法 確率統計で考えるシステムトレード入門』P224 下から3行目後半から書かれてある「~ストップロス幅まで行かない途中で損切りするなど~」とはどういう状況でしょうか?

【回答】
多くの自動売買システムは、ポジションを取る(オープンする)時、同時にストップ注文も出します。ここで言っているストップロスは、その時の設定レートのことです。

このようなストップ注文は、あくまで不測の事態に備えるのが目的ですから、実際にはそこまで行く前に損切りするシステムが多いのです。

つまり、実際には多くの場合ストップ注文まで損失を膨らませることは少ないが、リスクの計算などでは最悪値を使うことが大切なので、ストップロスの設定値を使って余裕をもたせるということです


より具体的に言うと、ポジションオープン時の予測がはずれて損切りする場合は、実際にはストップ注文が約定する前に、システムの判断で決済注文を出してクローズします。少しでも損失を少なくできるタイミングを選ぶわけです。

そのタイミングを選ぶロジックは、損失を最小限に食い止めるために非常に重要なので、システム開発者の腕の見せ所と言ってよいでしょう。


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2010・12・05

【質問】
『FX自動売買・ガチンコ投資必勝技』P76で触れられている「再チューニング」とはどのようなものでしょうか?

【回答】
他でも述べているように、システムには寿命がありますから、パラメーターやロジックの一部を手直しして、システムの延命を図ることを、ここでは再チューニング(再最適化)と言っています。

拙著では、主にシステム開発者による手動再最適化の意味で使っていますが、市場には、システムが自律的に市場環境に合わせて、再チューニングするタイプのシステムもあります。

再チューニングのタイミング、ロジックも様々なものが開発されていますが、このようなタイプのシステムは性能が動的に変化しているので、性能の分析には特に注意が必要です。評価の結果が良いため、一旦ポートフォリオに採用しても、注意深くその後も挙動の変化を見ていく必要があります。自動的な再チューニングにより、性能が低下する場合もあり得るからです。そのため、このタイプのシステムは開発する側にとっても扱い難い面があり、あまり多くはないということも知っておいてください。

因みに、再チューニングがなされたか否かは、定期的にバックテストのデータを取っておき、それを比較すると分かります。途中で、パラメータなどが変わると、同じ期間の同じレート変化でもバックテストの結果が一致しなくなるからです。


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2010・12・04

【質問】
ご著書では、リスク(最大ドローダウン)を、最大連続負け数xストップオーダーとして予測する方法が解説されていますが、具体的にミラートレードで、ストップオーダーの数値を知る方法を教えてください。

【回答】
多くのシステムはポジションをオープンする時、同時ににストップオーダーを出します。したがって、オープンしているポジションを見て、オープンレートとの差額を見ることで、そのシステムが自動的に設定するストップオーダーの幅が分かります。

しかし、ストップ注文の額はシステムがポジションをオープンしている時しか見ることができないので、自動売買では、そのような良いタイミングに出くわさないこともあります。

その場合、システムの過去の損益データをエクセルなどを利用してグラフ化して見ることで、ある程度予測がつく場合があります。例えば、損失が-200pipsで底打ちしていて、長期間のデータでも一回のトレードではそれ以上の損失が出ていないような場合です。このような時は、200pipsのストップオーダーを常に設定するシステムと見ていいでしょう。

ただし、最近のシステムは損切りのロジックが複雑になっており、上記のように目に見えて底打ちするような損益パターンは、必ずしも多くないのも事実です。

そこで、最後の手段としては、300pipsを使う方法もあります。少なくとも新プラットフォームになってからは、一回のトレードでそれ以上の損失を計上するシステムがほとんど無くなりました。Tradencyがシステムプロバイダーに対して300pips以上の含み損を持たない、つまりそれ以上の含み損が生じたら自動的に損切りするように指導しているようです。

この方法でリスク予測をすると、かなり保守的な値になる場合がありますが、繰り返しお話しているようにリスクの予測は安全第一です。私は、システムトレードは気楽に長く(多く)続けることが、勝つために最も重要なコツだと思っています。リスクの予測が甘いと、ショックを受けるような損失を出して、途中で止めてしまう危険性が高まるので注意が必要です。


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2010・12・04

【質問】
「使える売買システム判別法」や「FX自動売買・ガチンコ投資必勝技」で紹介されているPFを基準にしたシステムの選び方について質問します。PFの値は、毎週その数値が変わります。これほど大きく変動する指標を、システム選びの基準にして良いのでしょうか。

【回答】
このあたりは統計的検定に独特の考え方があり、初めて統計学に関わる方には、なかなか分かり難いところです。そのため、よく質問を受けるところでもあります。

おそらく質問者は、
・PFの基準を上回る場合=実力あり
・PFの基準を下回る場合=実力なし
とお考えになっているのではないでしょうか。

上記のようであれば、検定の結果がめまぐるしく変わるのですから、質問者の指摘は正しいといえます。しかし、実は統計学の仮説検定では、そういうことは分かりません。

統計的検定の考え方について、ここではベースボールを例にとって解説してみます。

優秀なバッターの打率は3割以上というのが大よその目安になっていますが、この場合、短期的な3割(=30%)の打率を基準にして、その選手が優秀か否かを判別するのは、問題があります。それは、平凡なバッターでも、ある時は運が良くて、3割オーバーの成績を出すことがあり得るからです。

そこで、もっと高い基準を設けます。平凡なバッターでは、偶然にも出し得ない打率を基準にするのです。
そうして、例えばそれが30打席で6割と算出できたとすると、平凡なバッターは、まぐれでもそれを超えられません。(この6割という数値は、あくまで例です。数学的に割り出したものではありません。)しかし、優秀なバッターの場合、調子の良い時期はそれを越えることがあるわけです。そこをとらえて、優秀なバッターを見つけるのがこの手法です。

この時問題なのは、この6割を越えないバッターは平凡といえるか?ということですが、ここまで読んでいただければ、必ずしもそれは言えないことがお分かりだと思います。
例えば、好不調の波の大きくない打者であれば、一時期に6割を超えなくても、年間トータルで3割を超える立派な成績を上げる可能性もあるからです。

したがって、6割基準の検定で分かることは、
・基準以上=強い確信をもって優秀といえる
・基準未満=優秀か平凡かは、わからない
ということです。

基準値以上が優秀、未満が平凡とは言えないのです。

マリナーズのイチロー選手などもそうですが、優秀な打者でも、何試合もヒットゼロの時もあり、また一試合に3安打以上を「固め打ち」する時もあるというように、時によって成績はばらつくことが多いため、この手法が有効なわけです。

このような手法を使って、システムの優秀さを評価する場合、優秀なシステムでも普段は基準値以下のことが多いわけです。そして、成績(この場合PF)が常に変化している中で、あるとき、「平凡なシステムではありえない成績を出した」その瞬間を見て、優秀であることを発見するわけです。拙著では、このことを「波間に一瞬見える氷山の一角で、その存在を知るようなもの」と表現しています。
 

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2010・12・04

母集団と現実に手に入れられるサンプルは違います。我々が手にできる利益(トレード結果)は当然ながら母集団の一部ですが、偶然性が影響して、必ずしも母集団の性質を正確に現していません。

そこで、もう一つ重要なキーワードがあります。それが、大数の法則です。この法則は、サンプルの数が増えると、サンプルの平均が母集団の平均に(母平均)に近づいていくことを意味しています。

それをトレードに置き換えると、トレードを数多くやることで、理論的に導いた母平均とリアルの世界のトレード結果が一致していくということになります。

ここで、これまで解説してきたことを順を追って整理すると以下のようになります。

1.システムトレードでは個々のトレード結果(サンプル)を追わずに、母集団に目を向けることが重要
2.母集団の性質として重要なのは一回のトレード当たりの平均値(母平均)である
3.母平均が悪くともプラスであれば投資する価値のあるシステムといえる
4.大数の法則を効かせるために、安全に長く数多くのトレードをするよう心がける
5.そうすれば、実際のトレード結果(サンプル)の平均値は母平均に近づく
6.結果として、口座残高は母平均xトレード回数に近づいていく

つまり、システムトレードを成功させる上で重要なことは、数多くトレードして、大数の法則を効かせることです。

具体的には、途中で必ず起こるドローダウンに耐えて、投資が破綻しないようにすること。無理な投資を避けて、長くトレードを続けることを最重要に考えていくのが確率統計で考えるシステムトレードのコツということになります。

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2010・12・04

母平均の解説では、「母平均が分かれば最終的に得られる利益は、おおよそトレード回数x母平均と予測できる。後は数多くトレードすることだけを考えれば利益が増えていく」というお話をしました。

ここで重要なことは、最低でも母平均がプラスでなくてはならないことです。そうでなければ、やればやるほど損失が膨らむことになってしまいます。

つまり、システム選びでは、母平均がプラスであるものを選ぶ必要があるわけです。そして、統計的推定でサンプルから母平均を推定すると、ある危険率である幅を持って、母平均の範囲を知ることができます。たとえば、5%の危険率で、このシステムの母平均は15~75pipsであるといった具合です。この範囲のことを母平均の95%信頼区間などと呼びます。

上記のような推定結果だった場合、このシステムは悪くとも母平均が15pip以上あると考えて良い。つまり、使って損をする危険性が低いと考えられるわけです。

私はいつも、システムを選ぶ時は一つの方法にこだわらずに、いくつかのフィルタを組み合わせて使うことをお勧めしていますが、その一つのフィルタとして、この「信頼区間の下限値」が、とても役に立ちます。

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