現実に見ることのできるトレード結果はあくまで、サンプルです。そして、そのサンプルには偶然の要素が大きくかかわっているので、それにとらわれずに、サンプルがが出てくる大元にある母集団に目をつけることが重要です。
それでは母集団のどのような性質に目を着ければいいのでしょうか? そ答えが、母集団の平均値です。統計学では、これを母集団の平均という意味で、母平均と呼びます。なぜ母平均が重要かというと、個々のトレード結果は偶然によって勝ったり負けたりしますが、母平均さえ知っていれば、たくさんのトレードをした結果は、トレード回数x母平均に近づいていくからです。
このことをトレードに照らし合わせてみると、現在使っているシステムの母平均を知っていれば、個々のトレード結果は予測できなくても、将来結果として手に入れているはずのトータルの利益額は、おおよそ予測できることになります。
後は、「今日明日という短期的な個々のトレード結果(サンプル)は、どうせバラツクのだ」と達観して、長く安全にトレードを続けて、トレード回数を多くしていくことだけ考えていればいいわけです。そうすれば、時には大きく損をして落ち込む(ドローダウンする)こともありますが、長期的に見ればどんどん利益が増えていきます。
これが、確率統計で考えるトレードの基本的な概念です。
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