統計学では、実際に見ることのできる情報をサンプル(標本)と呼び、それはあくまで偶然性の産物なので、ものごとの本質を現していないと考えます。そして、そのサンプルが出てきた大元の集団(母集団)に注目して、そのサンプルから母集団の性質を数学的に推測することで真実を知ろうとします。
たとえば、「ドル円のレートが円高になると予測したら当たった」という場合、当たったのだから私には為替の才能がある!と思うのは早計ですね。そこで、「たった一回の当たりは、十分偶然に起こりえる。つまり「まぐれ」かもしれない。それでは、何回やって、その内何回当てたら母集団(私の実力)の正解率は50%より大きいと考えていいのか?」と考えを進めていくわけです。
このように、母集団を意識するようになると自然に、目に見えることを追わず、その奥底にある真実に目を向けられるようになります。トレードでは、実際にお金が動きますので、個々のトレード結果つまり、サンプルに目が行きがちですが、母集団に目を向けることで、初めて科学的で、冷静な判断ができるようになるのです。
FAQに戻る