拙著「使える売買システム判別法」の発売以来、読者から一番多くいただいた質問が、「確率統計の勉強を始めたいが、良い参考書はないか?」というものです。
統計学は学習することで得られるメリットを考えると非常に魅力的な学問ですが、その反面独学が難しく、挫折しやすいことでも知られています。そこで、ここ1週間ほど書店に通って、私なりに良い本がないか探してみました。
1)その結果、私は拙著からもう一歩深く統計学の世界に入るためには、この本がいいと思いました。
完全独習 統計学入門
小島 寛之 (著) ダイヤモンド社
<お勧めの理由>
・数学的な基礎がなくても(中学レベルの数学で)十分読める内容でありながら、統計学の重要なエッセンスがしっかり書かれている。
・リスク、リターン、シャープレシオ、ボラティリティなど投資分野への応用にも言及されているので、トレーダーが興味を維持して読み進められる。
・正規分布、信頼区間推定、T分布など、拙著「使える売買システム判別法」で利用している統計的手法が一通り網羅的に解説されている。逆の言い方をすれば、拙著に関係のない統計的手法の解説が少ないため効率が良い。
2)上記の書籍で触れられていないのが、偶然のノイズやバイアスの問題と相関分析です。それぞれが、トレードに確率・統計を利用する際に重要なことです。
そのような面について詳しく解説されているDVDも、ここで紹介しておきます。Tradencyの日本代理店もしているインディ・パが、ひまわり証券で開催したセミナーをDVD化したものです。主にシステム開発者を対象にした内容になっていて、自動売買システムを開発する上で、確率統計をどのように生かすかという観点で解説されています。こちらはかなり高額ですが、そのような面に興味のある方は、チェックしてみると良いでしょう。
「
DVD トレーダーのための確率論入門 マーケットの「まぐれ」を分析するためのツール」石崎文雄 インディ・パ株式会社
時刻 18:18
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