

![]()
2010・03・23
ここまで数回に渡って、開発型のシステムトレードをめざす方のために、参考書を紹介してきました。それらの書籍が理解できれば、実際にメタトレーダやトレードシグナルなどのトレードツールを動かして、その上で売買プログラムを書き、自分なりの戦略(仕掛けや手仕舞いなどのルール)で、自動的売買できるようになります。
しかし、ここまでの段階は、あくまでシステム開発の準備段階であって、ここからが本当のシステム開発の出発です。売買プログラムを作ることができても、そのこととトレードに勝って利益が出せるということは、同じでは無いからです。結局、どれだけ有効な戦略を自分のプログラムに組み込むことがでるかが重要になってきます。
ここで参考になるような、具体的トレードテクニックを公開している上級トレーダ向けの書籍は主に海外で多く出版されています。ただし、それぞれの著者毎に独自の主張があり、参考にはなるのですが、ある意味偏った見解も見受けられます。これからシステムプログラミングを始めるという読者にとって必要な、網羅性や客観性に欠ける面があるということです。そういう意味で、ここでは、教科書的なものを選びました。
「トレーディングシステム徹底比較」
ラーズ・ケストナー/柳谷雅之 A4判 上製本 429頁 20,790円
この本は、(古典というと語弊があるかもしれませんが)定評ある有名な39の戦略を、15年間のバックテストによって評価した結果を公表しています。有名な研究者が公表している戦略の、見本市のような本と言ってもいいかもしれません。著者は、「独立した検査機構」という立場で、客観的に良いものは良い、悪いものは悪いと、そのシステムの出した結果をそのまま公開しているところが、この本の特徴です。
一般の書籍としては、かなり高額ですが、網羅性と客観性の面で群を抜いているため、ここで取り上げることにしました。これまで紹介してきた書籍やDVDで基礎知識を得ていれば、読みこなせる内容ですが、このレベルになると、役に立つか否かは人によるとしか言いようがありませんから、近くに大きな書店がある方は、立ち読みなどしてから、購入は慎重に検討されるのがいいと思います。
因みに、ここで検証されている戦略については、実際にテストで使ったイージーランゲージのソースプログラムが載っていますので、サンプルプログラムとして役に立つはずです。
![]()
![]()