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2010・03・17
前々回から、ステップアップしてシステムの自作をめざす方のために参考書を紹介していますが、今回は2つの代表的トレードツールを知るためのセミナーDVDについてです。比較的に初心者向けのものを選んだので、システム開発をするのは将来のことだが、とりあえずどんなものかを知りたいという方にも良いと思います。
その一つが、世界的にも多数のFX会社で提供されいているメタトレーダ4(MT4)ですが、システム開発に必要な機能をオールインワンで備えています。MT4はシステムトレードばかりでなく、裁量トレードのためのチャートツールとしても人気があり、既にそういう形でMT4に接している方も多いと思います。
もう一つとして、ひまわり証券のトレードシグナルを選んだ理由は少し違います。それは、イージーランゲージ系の言語が、国内で利用できるシステムトレードツールの一つだからです。(マネックス証券のマネックストレーダなども同様)
トレードシグナルでプログラミング言語として利用できるエキーラは、トレードステーションというシステムトレードツールの「イージーランゲージ」をベースに作られているのですが、そのトレードステーションがオメガ・リサーチ社から初めてリリースされたのは1991年です。20年近い長い年月、システムトレーダの標準ツールとして利用されてきたため、膨大なサンプルプログラムやテストデータの蓄積があります。もう一つの世界標準になっていきているMT4の正式リリースは2005年ですから、わずか5年の歴史であることを考えると、その歴史の古さ=情報の多さは圧倒的な違いがあります。
そういう意味で私は、例えばMT4のユーザでも、イージーランゲージを理解しておくことを薦めます。イージーランゲージはMQL4よりずっと簡単な言語でので、わずかな努力で、プログラムが読めるようになりますし、それによってシステムを開発するための情報源や、参考になるアイデアの供給源が格段に増えるからです。
もう一つ、イージーランゲージ系のツールを使うことのメリットがあります。それは、投資対象のバリエーションを増やすのに役立つことです。トレードシグナルもそうですが、イージーランゲージ系のツールは、株や先物のトレードにも対応しています。例えば先物には、商品、株価指数、金属、エネルギー、穀物・・・様々なものがあり、それらはFXが普及するはるか以前から投資対象として研究されてきました。そのために、古くからイージーランゲージを使って様々な戦略が研究され、実際に利用されてきました。それらの、貴重なデータやテクニック、更には実際のプログラム(コード)までが利用できるのです。ただし、先物はFXなどに比べると、トレードの仕組みが少々複雑で、様々な制限もあります。それに比べると、FXは高い流動性や取引のシンプルさなど、システム化が容易で扱いやすいことも事実です。
私が思うに、現代のシステムトレーダは、最初はFXから入り、その中で長い歴史のあるイージーランゲージの情報やノウハウも利用していく。そして、それが軌道に乗ってきたら、更に安全性の高いポートフォリオを作るために、先物などに取り組むという手順が無理がないのではないかと思います。
また、もちろんですが、開発型のシステムトレードツールは他にも様々なものがあります。ただし、世界的に見ても、この2つが特に普及しており、参考になる情報も多いので、知っておいて損はないと思います。
今回紹介したDVDは、どちらも開発型のツールを始めて利用するビギナーを対象に、ツールの基本的な使い方を解説するものです。初めての方が、流れにしたがって開発型のシステムトレードを理解するのには、良いと思います。しかし、既にシステムトレードについてある程度の知識があり、マニュアルを読めば理解できるという方には、不要だと思います。したがって、マニュアルは各社のサイトからダウンロードできますので、それを見てから、もう少し分かりやすい説明が必要だと感じたら、DVDを見るのがいいでしょう。
内容は、インストールのしかたから、必要な情報の入手方法、自動売買システム(EA,ストラテジー=戦略 など言い方は様々です)の利用による自動売買のしかた、バックテスト、最適化まで、基本的なツールの操作方法が、丁寧に解説されています。
1)メタトレーダ4
「DVD メタトレーダー4 徹底活用入門」
鈴木隆一 DVD 本編104分収録 3,990円
2)トレードシグナル
「DVD ここまで出来る 『tradesignal 入門ガイド』」
岡本祐志/ひまわり証券 DVD64分 1,890円
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