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プロフィール

山本克二

二十数年間、システム開発と統計解析を生業としてきました。その知識と経験を元に、FXや先物のトレーディングシステムについて研究しています。いかにシステムの実力を見極めて、そのパフォーマンスを最大限に引き出すかが中心テーマです。今は、執筆活動を中心に、独自の理論や投資テクニックを発表しています。

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2010・02・16

拙著に関するFAQを5回に分けて取り上げてきましたが、今回はその最終回です。資金管理に関しては間違えやすいことが多いのですが、これはその代表的なものの一つです。

Q5:投資額を増やして複利効果を生かしたい
ボトムラインを一定にして、得た利益で更に投資額を増やし、複利で資金を増やしていきたいのですが、そういうことは可能でしょうか?

A5:複利効果を効かせることで、加速度的に資金が増えていくのを想像するのは楽しいことですが、結論から言って、ボトムラインを一定にするのは、よい方法ではありません。リスク許容額を徐々に増やしすのは当然やってもいいのですが、ボトムラインは着実に押し上げていくべきです。以下にその理由を3点述べます。

理由1)ボトムラインが一定ということは、それまでにせっかく積み上げた利益の全てを、いつ失っても不思議がないということです。ある意味、ギャンブル的なトレードになってしまうということです。

理由2)資金が増えても、人それぞれに固有のリスク許容度はすぐに大きく変わりません。結果として、予想どうりのドローダウンが起きたとしても、予想以上の大きなショックを受けることになってしまいます。その場合、長続きしないトレードになってしまう可能性大です。資金の増加とリスク許容額の増加を混同してはいけないということです。

理由3)システムのライフサイクルを考えると、安定期に小さな投資でコツコツと貯めた資金を、衰退期に大きな投資で大きく失うということになります。有利なときに小さく投資し、不利な時に大きく投資するわけですから、あまり良い投資戦術とは言えません。

時刻 07:38  | 執筆活動  | 記事URL

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