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2010・02・24
ひまわり証券:トレードシグナル
今回からは数回に分けて、開発型のシステムトレードツールを提供している金融事業者について、そのサービス内容を紹介していきたいと思います。ただし、最近は専門のシステムベンダーが開発したシステムも多く流通しています。したがって開発型といっても、それらを利用すれば、他者の作ったシステムを利用するスタイル(外部調達派)のシステムトレーダのためのプラットホームとしても利用できますので、必ずしも自作派トレーダだけが使うツールと言うわけではなくなってきています。
最初に紹介するのは、ひまわり証券です。同社は、システムトレードという言葉が一般化する前からツールの提供に積極的な会社の一つです。このブログでも以前紹介した「エコトレFX」(現在時点、新規受付を停止中)の他に、FXと株価指数先物などに対応した「トレードシグナル」を提供しています。
トレードシグナルは、システムトレードに必要な機能をオールインワンで備えており。ひまわり証券において、FXシストレ口座、もしくは株価指数先物取引口座を開いていれば利用することができます。システムトレードツールは、無料提供が多いのですが、トレードシグナルは利用料金がかかるので、注意が必要です。(トレーシグナル:月額19950円(税込)/トレードシグナルFXライセンス:14700円(税込))。ただし、30日間無料トライアルや対象条件を満たせば利用料分の金額のキャッシュバックがあります。
ひまわり証券のサービスの特徴は、システムを自作しないトレーダの利便性を考えて、システムベンダーや実績のあるトレーダーのつくった自動売買システムを販売していることです。販売されているシステムを選ぶために、運用成績グラフや運用成績ランキングなど、各種データも豊富に公表されています。
また、トレードシグナルでは専用プログラミング言語「エキーラ」を使ってシステムを構築しますが、販売しているシステムの中にはロジックを公開しているものもありますので、システムの自作にチャレンジしてみたいという方の勉強用としても良いと思います。「エキーラ」についての書籍や情報はあまり多くないのですが、その文法は、海外ではポピュラーなシステムトレードツールになっているトレードステーションや、マネックス証券のマネックストレーダとほとんど変わりません。そのため、「エキーラ」について知りたいという方は、トレードステーション関係の情報を探すと良いと思います。
トレードシグナルの機能は、「分析フェーズ」「構築フェーズ」「運用フェーズ」「取引フェーズ」にわかれていて、各フェーズで、トレーダーのニーズに合わせたサービスを提供しています。主な機能は以下のようになります。
① 分析フェーズ
価格データを分析したり、15種類のチャートと170種類を超えるテクニカル指標からチャート分析を行います。チャート上にはトレンドラインなどを描画させたり、テキストなども自由に描けるので、単なるチャートツールとして使っても十分な機能があります。
② 構築フェーズ
売買のルールを作成するフェーズです。構築方法は2種類あり、500種類以上の売買戦略があらかじめ用意されていて、好みのものを選ぶだけで売買システムが構築できる「ストラテジー・ウィザード」と、エキーラで自分なりのシステムを構築するというように、自身の経験や知識に応じて選ぶことができます。
③ 運用フェーズ
バックテストや最適化を行うフェーズです。ここで、過去のデータを使いシステムの有効性を試したり、さらには検証も行えます。統計、期間リターン、損益グラフ、ドローダウン、売買個別明細など、詳細なデータも取得できますので、より確度の高いシステムを作ることが可能です。
④ 取引フェーズ
構築したシステムから自動発注を行い、取引を行うフェーズです。
時刻 07:01 | シストレの強いFX会社 | 記事URL
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2010・02・19
昨年10月の発売以来、拙著「らくらく儲ける!しっかり儲ける!FX自動売買入門」についての問い合わせを多数いただきました。その中で、特に多い質問のパターンが5つほどあります。他の読者の方々にも参考になると思いますので、それらをブログ記事として取り上げることにしました。
Q1:システム開発は、すべきではないのか?
本を読んで自作のシステム(ルール)で運用することが不安になりました。自分でシステムを作っては、勝てないのでしょうか?
Q2:連続負け数の計算方法は?
本で解説されている方法で実際のシステムの最大ドローダウンを予測してみるつもりです。そのために、本に載っていた勝率よりもっと細かな単位で、いろいろな場合の連続負け数を知りたいので、計算方法を教えてください。
Q3:大きなポートフォリオのリスクを最適化するには?
真の最大ドローダウンを計算するリスクの考え方についてはよくわかりました。しかし、仮にシステムを10に分散した場合、同時期にすべてのシステムが予測した最大ドローダウンまで落ち込む可能性は非常に低くなるのではないかと思います。この場合、単純に各システムの真の最大ドローダウンをリスク許容額まで合計しただけでいいのでしょうか?
Q4:シストレの利回りは?
FX自動売買で期待できる毎月の平均リターンは、何%ぐらいでしょうか?
Q5:投資額を増やして複利効果を生かしたい
ボトムラインを一定にして、得た利益で更に投資額を増やし、複利で資金を増やしていきたいのですが、そういうことは可能でしょうか?
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2010・02・16
拙著に関するFAQを5回に分けて取り上げてきましたが、今回はその最終回です。資金管理に関しては間違えやすいことが多いのですが、これはその代表的なものの一つです。
Q5:投資額を増やして複利効果を生かしたい
ボトムラインを一定にして、得た利益で更に投資額を増やし、複利で資金を増やしていきたいのですが、そういうことは可能でしょうか?
A5:複利効果を効かせることで、加速度的に資金が増えていくのを想像するのは楽しいことですが、結論から言って、ボトムラインを一定にするのは、よい方法ではありません。リスク許容額を徐々に増やしすのは当然やってもいいのですが、ボトムラインは着実に押し上げていくべきです。以下にその理由を3点述べます。
理由1)ボトムラインが一定ということは、それまでにせっかく積み上げた利益の全てを、いつ失っても不思議がないということです。ある意味、ギャンブル的なトレードになってしまうということです。
理由2)資金が増えても、人それぞれに固有のリスク許容度はすぐに大きく変わりません。結果として、予想どうりのドローダウンが起きたとしても、予想以上の大きなショックを受けることになってしまいます。その場合、長続きしないトレードになってしまう可能性大です。資金の増加とリスク許容額の増加を混同してはいけないということです。
理由3)システムのライフサイクルを考えると、安定期に小さな投資でコツコツと貯めた資金を、衰退期に大きな投資で大きく失うということになります。有利なときに小さく投資し、不利な時に大きく投資するわけですから、あまり良い投資戦術とは言えません。
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2010・02・10
拙著「らくらく儲ける!しっかり儲ける!FX自動売買入門」の発売以来いただいた質問の中から代表的なもの5つを選んで、ブログ記事として取り上げていますが、今回はその4回目です。
投資において利回りを知ることは重要ですが、注意すべき点もあります。それについて解説します。
Q4:シストレの利回りは?
FX自動売買では、毎月の平均リターンは何%ぐらいでしょうか?
A4:リターン/リスク(拙著126ページ)について言うと、私が最近選んでいるシステムの平均は、おおよそ0.08前後です。たとえば、50万円の口座残高で、リスク許容度30万のトレーダであれば、月当たりの期待利益は2.4万ということです。投資金額(口座残高)に対する利回りは5%程度ということでしょうか。(月あたりといっていますが、毎月そうなるわけではないことはお分かりですね。あくまで、何ヶ月かの平均としてです。)
利回りというのは、自分の持っている資金に対してどの位の利益が期待できるのかということですから非常に重要です。ただしFXの場合はレバレッジが効くので、利回りというのは資金の大きさでは決まらず、「リスク許容度×システムのリスク・リターン率」によって決まります。よって、外貨預金や投資信託と比較する場合には、その点注意する必要があります。
外貨預金や投資信託ですと、元々レバレッジという概念はなく、例えば100万円投資して利回りが2.4%=2万4千円なのですが、FXの場合は許容度が30万円の人は利回り2.4%=2万4千円ですが、同じ100万円の資金を持っていてもリスク許容度が50万円の人であれば、「50万円×0.08=利回り4%」となります。さらりリスク許容額が60万円であれば、許容額30万円の倍で、利回りは4.8%です。このように、レバレッジが効く場合、重要な事はリスク許容度、或いはシステムのリスク・リターン率ということになります。利回りという言葉を使った時に少し誤解を招きやすい部分なので、ここは知っておいて頂きたいと思います。
また、リスク・リターン率は刻々と変化しています。例えば2008年のある時期では、私の選んだシステムの平均リスク・リターン率は0.25もありました。0.25ということは、0.08の約3倍ですから、同じリスク許容度でも利回りが3倍ということになります。ここからも、2008年後半までは、システムトレードにとっても利益の出しやすい市場であったということがわかります。
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2010・02・06
今回は、ある程度経験を積んで、より複雑で大きなポートフォリオを作り始めた読者から、よく聞かれる質問です。
Q3:大きなポートフォリオのリスクを最適化するには?
真の最大ドローダウンを計算するリスクの考え方についてはよくわかりました。しかし、仮にシステムを10に分散した場合、同時期にすべてのシステムが予測した最大ドローダウンまで落ち込む可能性は非常に低くなるのではないかと思います。この場合、単純に各システムの真の最大ドローダウンをリスク許容額まで合計しただけでいいのでしょうか?
A3:このことにお答えする前に、まず危険率という言葉を知っていただく必要があります。確率の計算をした場合、その答えが間違ってしまう確率です。拙著で説明している連続負け数は、実は危険率を1%で計算しています。
拙著はごく初心者のために書いているので、いくつかの想定をすることで話を単純化していて、だいたい3つくらいのポートフォリオを想定しています。したがって、3つの最大ドローダウンを足した数値の予測がはずれる確率=実質的危険率=1%x1%x1%=100万分の1となり、ほぼ安全だろうと考えられる訳です。これで、システム1つのポートフォリオでは、リスクを1.5~2倍しないと危険な理由もおおよそ分かると思います。1年に数百回トレードするシステムはざらにありますから、100回に1回間違えるようでは、ボトムラインが信頼できないからです。
したがって、多くのシステムで構成する大きなポートフォリオの場合には、安全性が高くなりすぎるという指摘は合っています。そこまで、深く計算しない初心者は、単純に全部足した方が無難のですが・・・、上級者は危険率を調整すればいいことになります。つまり、10システムのポートフォリオなら、個々のシステムの危険率は、例えば20%でも実質的な危険率は20%の10乗ですから、十分な安全性があることになります。
それでは、どうしたら20%の危険率で連続負け数を計算できるかということですが、前回記事(A2)でお教えした式の一部に、1%という数値があります。そこが危険率の設定箇所です。つまりそこの数値を変えれば、危険率を自由に変えて、連続負け数が計算できます。
※ただし、実質的な危険率は十分低く見てください。最近の市場は通貨ペア間の連動性が高く、また、違うシステムでも同じようなルールを使っている例もあり、予想以上に悪いことが重なるからです。
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2010・02・01
今月も、FXCMジャパンとフォレックスクラウンの公開しているデータを元に、分析しています。
■今月の注目システム
SniperFX EURUSD
利益期待値 $800/月,最大ドローダウン$3,600程度と推定しました。
(1つのシステムだけでポートフォリオを組む場合はリスク分散ができないため、最大ドローダウンは1.5~2倍程度に見る必要があります。)
2007年4月から稼動している息の長いシステムです。2009年7月頃までの成績は決して良くありませんでしたが、昨年8月を境に過去半年間は安定したトレードをしているため、ここで取り上げました。
過去3ヶ月に43回のトレードで、プロフィットファクターも2.65あります。また、過去半年のプロフィットファクターも1.91あり、有効トレード数が98回としては十分なパフォーマンスです。
4つのポジションを同時に取るタイプで、トレード数は月当たり平均20回程度で、安定しています。
※上記はFXCMジャパンが公開しているデータを元に、独自に加工・表示したものです。
■図の見方:
1番上のウィンドウはシステムが売買の対象とする通貨ペアのレートです。
2番目のウィンドウが、システムが過去に行った個々のトレード結果。青のラインが一回のトレードで利益が出た利益額(10Kロットに対する$単位)、赤が損失を示します。
3番目のウィンドウは、システムの累積利益
■データの出所:
分析はFXCMジャパン,フォレックスクラウンが公表しているデータを元にしています。それ以外のFX会社を利用する場合は、各社が公表しているデータと照合して確かめることをお勧めします。
各社のデータが異なる場合があるため、上記2社のデータで共通に言えることを、記事にしています。特定のFXだけで当てはまる結果を公表すると、誤解を招く恐れがあるからです。
■免責事項:
記事の内容は著者独自の見解であり、特定の投資対象を推奨したり利益を保証するものではありません。投資等に関する決定は、利用者ご自身の判断でなされるようにお願いいたします。
情報の内容の正確性についても、保証するものではありません。当該情報に基づいて行った行為により被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いかねます。
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