
![]()
| 2010.09.02 | トレードシグナル③ |
|---|---|
| 2010.08.24 | システムトレードのメールセミナーはじめました |
| 2010.08.12 | 【ブログ読者限定】メタトレーダのEA購入者プレゼント! |
![]()
2009・12・16
このシリーズでは、これまでシステムトレードのデメリットについて述べてきましたが、今回が締めくくりとなります。最後に紹介するのは、システムトレードがファンダメンタルズに弱いという点です。
ご存じの通り、相場の分析手法は、為替の値動きやテクニカル指標(移動平均線や、RSIなど)をもとに将来を予測する「テクニカル分析」と、経済動向や要人発言、経済指標の予測・結果を参考に予測する「ファンダメンタルズ分析」に大別されます。一般的には、テクニカル分析は比較的短期トレードに、ファンダメンタルズ分析は中長期トレードに役立つといわれています。
システムトレードがファンダメンタルズに弱いのは、突然発表される要人発言や経済指標の発表など、定性的な情報をコンピュータプログラムで処理する事が、現状では難しいからです。基本的にはシステムはテクニカル情報をもとに売買シグナルを発生させる仕組みなので、突発的に発生するニュースに対応できないと考えたほうが無難だと思います。
例えば為替相場の場合、先進国を中心とする各国経済の見通し、或いは経済指標の予測と結果にギャップがあると、投資家は動揺してパニック売り(もしくは買い)をすることがありますが、こういった動きに伴う相場の変化に、システムがついていけない事が多いのです。
今年の11月は、米経済やドバイ経済の先行き懸念からドルやユーロが売られ、一時ドル円が84円台を記録するなど急激な円高が発生しましたが、これが原因で保有ポジションの含み損を拡大させたシステムトレーダーは少なくないはずです。或いは、裁量トレードなら、この流れに乗って大きな利益を得られたかもしれないのに、システムが反応せず、このチャンスを逃したトレーダーもいるかもしれません。これぞまさに、ファンダメンタルズに対するシステムの脆弱性です。仮にシステムに不利な状況が起きたら、いったんプログラムを停止する等、緊急の判断を下す事も必要だということです。
最後に、これまでの話をまとめておきましょう。システムトレードのデメリットは、以下の4点に集約される事がわかりました。
① 優秀なシステムは一握り
② コンピュータに関する専門知識が必要
③ 誤動作やシステムリスクが生じる
④ ファンダメンタルズに弱い
ただし、解決策がある事も事実です。①②については、近年ですとトレーダー自身が必ずしもプログラミングの知識を駆使してシステムを構築する必要はなく、金融事業者、或いはシステムベンダーが提供するものを使う事で解決できます。
③については、信頼性の高い金融事業者やシステムベンダーを選ぶ事で、ある程度回避できますし、④についても先ほど申し上げた通り、重要な経済指標が発表される前後は、あえてシステムを停止するなどの工夫で対応できます。デメリットとはいえ、いずれも対処できる事が可能なのです。
![]()
![]()