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山本克二

二十数年間、システム開発と統計解析を生業としてきました。その知識と経験を元に、FXや先物のトレーディングシステムについて研究しています。いかにシステムの実力を見極めて、そのパフォーマンスを最大限に引き出すかが中心テーマです。今は、執筆活動を中心に、独自の理論や投資テクニックを発表しています。

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2009・11・08

これまでに、自身の苦い経験から、裁量トレードの限界、同時にシステムトレードのメリットを知った私ですが、今回は、両者のメリット・デメリットについてまとめてみました。

これまでの解説と多少重複もありますが、お付き合いください。

 

①心理リスク

継続的に裁量トレードを行うには、非常に精神力を要します。リアルタイムの値動きから売買判断を行い、取引し続ける事は決して簡単な事ではありません。利益が出ている時はいいかもしれませんが、含み損を抱えた場合は多大なプレッシャーが襲い掛かかりますし、特に損切りに関しては「また価格は戻すかもしれない」と淡い期待を抱き、結局はロスカットの憂き目に遭うこともあるのでは...。裁量トレードには多大な判断力や決断力が求められるのです。これが毎日積み重なれば、判断ミスを犯す可能性だって高まります。

当然ながらストレスも溜まるに違いありません。果たしてこういった状況下で、正確な判断を下し続ける事は可能でしょうか。私なら精神的に参ってしまうかもしれません。裁量トレードにはそれほど、心理的な負担やリスクが伴うのです。

ところがシステムトレードの場合、こういった心理リスクとは無縁です。トレーダーは優秀なシステムを見つける事だけに専念し、取引自体は機械任せで構いません。売買判断はシステムが行ってくれますから、私たちはその結果を待つのみです。もちろん、勝てるシステムを見つけ出す事が前提ですが、心理リスクに対する両者の差は歴然ではないでしょうか。

 

②体力

リアルタイムの相場と向き合わない事に裁量トレードは行えません。それが長時間に渡れば、集中力を途切れさせないため、精神力や体力が求められます。ところが、本業を持つサラリーマンであれば、適度な休息も必要。過度に相場に向き合えば体力を消耗し、本業はもちろん、トレードにも支障をきたす事になりかねません。為替ディーラーの定年は30代と聞きますが、それは心身に対する負担が大きすぎるからではないでしょうか。そういった意味でも、システムに任せておけばいいシステムトレードは、無駄に体力を消耗しません。

 

③取引チャンス

仮に専業トレーダーであっても、24時間相場に向き合う事はできません。体力や精神力には限界があるからです。どれだけ頑張っても、半日程度ではないでしょうか。それも毎日となると現実的でありません。ところが為替市場は、基本的に平日24時間動いています。すなわち、時間に制約のある裁量トレーダーは、相場から離れている時間だけ、取引チャンスを逃す事になるのです。

対してシステムトレードでは、システムが24時間相場をウォッチ。どんなつぶさなな値動きも見逃さず、売買サインが発生すると取引を行ってくれます。おのずと売買チャンス、取引回数は増えるので、利益を得る確率も高まります。

 

次回に続く・・・

時刻 17:21  | シストレ入門講座  | 記事URL

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